青春備忘録

忘れないためのメモ

♯006 去年のGWに戻りたい

去年のGWといえば、時は未だ平成。令和を迎えるための10連休。当時銀行員だったわたしはありがたく暦通りの10連休。予定としては数ヶ月前に決まった推しの兵役前ラストライブを見届けるためまずは神戸へ。3daysのライブに参加してもまだ休みは1週間残っているため友人と遊ぶため東京へ。4月26日、平成最後の仕事に向かう朝は大きなキャリーバッグと共に。数ヶ月前から図々しくも上司に「4月の末日って何時に仕事終わりますかね?」と聞き確保した20時台の関西空港行き!(本当は27日に神戸空港に向かうつもりだったけど秒速で航空券が売り切れてしまって関空前乗りにした)更衣室にキャリーを持ち込めず泣く泣く廊下に置いていたらあらゆる先輩たちに「廊下のキャリー〇〇さんのでしょ、コンサート行くの?」ってバレバレでめっちゃ恥ずかしかった。まあわたしがキャリー持ってる時なんて百発百中遠征なんですけど。思いのほか仕事は早く終わり、18時半終業予定が「急いでるなら18時にあがっていいよ〜」なんて言われちゃって。一応「いいんですか?18時半に出ても間に合うんですけど…」と言ってみるものの「早すぎ?」と聞かれれば「いや…!そんなことないです!じゃあありがたく…」と早々に平成最後の仕事を終わらせてタクシーに飛び乗って駅に向かった。今考えたらキャリーでかすぎて職場にタクシー呼んだのやばいな。大きすぎるキャリーをトランクに乗せてもらったら運転手さんに「連休ですもんね〜、どこ行かれるんですか?」と聞かれて行き先が神戸だと伝えたらまさかの運転手さん神戸に住んでいたことがあったそうで。そんな偶然ある?駅までの数分でめっちゃ観光名所とか食べ物とか教えてくれたのがありがたすぎて「コンサートあるんで時間ないです」とは言えなかった。いつか必ず観光しに行きます。

予定よりかなり早く新千歳空港に着きいざ関西空港へ。ホテル代がもったいなかったので関空併設のエアロプラザの待合室で毛布を借りて一泊。1回やってみたかった!昼間に会社でそれを言ったら「女の子1人で危なくない?」って言われたけど女性も多いし全く問題なし!長椅子で寝てたら流石に肩凝りやばすぎて翌日合流する友達に湿布持ってきてっておばあちゃんみたいな頼みごとしたり夜中寝れないターンに入って永遠にiPadで動画見てたりもしたけど。iPad買ってあれほど活躍させたことないかも。翌朝ワンコインシャワー浴びて、神戸向かって、グッズ列にも並んで、東京から来た友人2人と合流して、無事コンサートへ!久方ぶりの推し、めっちゃかっこよかったな…。公演後は安心と信頼のトリキ。チェーン店最高。その日は友人共々移動疲れもあって即寝落ち。翌日は昼に神戸牛のローストビーフ丼を食べて私1人がコンサートへ。まさかのトロッコ最前で推しが眩しかったな…。終わって三宮で友人と合流。合流したら友人達が翌日のオーラスチケットを確保していた。オタク大好き。この日は安心と信頼の塚田農場。チェーン店最強。この日は公演時間も早くわたしも友人達も疲れていなかったので夜通しホテルで推しと結婚したらという話をしていた。オタク最高すぎてわたしはこの夜のことを一生忘れないと思う。翌朝、わたしは1人大阪へ…。と、いうのもオーラス前に大阪で行われる別の推しの握手会へ!!我ながらハードスケジュールすぎるしオタクという人生を謳歌しすぎていると思う。その人の握手会へ行くのは1年以上ぶりだったのだがまさかの認知にときめき、湧き上がり、興奮しつつも、キャリーを預けるため一旦神戸空港へ。友人達は握手会推しには全く興味がなく名前も知らないのに舞い上がっているわたしの話を聞いてくれてありがたかった。身軽になってコンサート会場へ。本当に本当の兵役前ラストライブ。現場で泣かないで有名なわたしも流石に最後は涙涙。余韻もありながらそのまま神戸空港から羽田空港へ。そして友人宅へ。ありがとう神戸。

平成最後の4月30日。家主の友人は「令和になる前に帰ってきてね〜」と彼女みたいなことを言い残し仕事へ。昼、古くからのオタク仲間と合流。東京を歩き回って牛カツ。美味しかったな、また食べたい。夜、またまた別のオタク仲間2人と合流。みんな元々は同じ界隈にいたけれどそれぞれ別の道に進んだためみんなの話を聞いているだけで楽しかった。約束通り令和になる前に帰宅。思い返せばせっかく東京にいたんだから渋谷とかで派手に過ごしたらよかったかな?似合わんわ…。令和初日は家主友人と昼からお出かけ。甘いもの食べたいねって渋谷でフレンチトースト。女子か?夏に行くことが決まっていたコンサートのセトリとか演出の話ししてたら2、3時間経ってたからオタク好き。時間があり余って渋谷のタワレコとツタヤで推し探ししてた。暇か。そしてそのまま神戸で一緒だった友人の職場近くに向かい合流。羽田でお別れした時「次いつ会えるかな〜」って別れたのにコンサートの余韻が酷すぎて語らずにはいられなかったため即再会。また数時間推しと結婚したら、の話で飲んでた。開口一番「あのあと結婚生活について考えてみたんだけどさ!」で会話始まるからさすがに笑った。楽しすぎる時間を過ごして5月2日、遊べる友人も見つからず家主友人も夜勤の日。友人のPCで夕方まで動画鑑賞。東京まで行って何してんだ。18時頃ようやく「晩ご飯くらいどっか食べに行くか…」と重い腰をあげる。普通に新大久保でチキンを食べたくて、あわよくばテイクアウトして家主友人にも残しといてあげようと意気揚々と電車に乗る。パッと新大久保行ってパッとテイクアウトしてパッと帰ったら多分1時間くらいで帰ってこれたはず。が、あまりに1日の過ごし方がやばすぎて何を思ったか原宿で下車。新大久保まで山手線沿いに散歩。意味わからん。しかもテイクアウトの時間過ぎてて普通にお店で食べた。お腹空きすぎてチキンとキンパ1人で食べた。向かいの席にカップルいて気まずすぎた。5月3日はついに帰る日。とはいえ18時の便。昼間に遊べる友人を見つけて友人の推しグル御用達(らしい)のお店へ行って昼食。またお互いに推しの話をしていたらあっという間に時間が過ぎていった。ようやく帰路につき北海道へ。

去年のGW、充実しすぎでは?誰よりも10連休を満喫したのでは?と自負できるくらいには推しにも友人にも会いまくった。推しはかっこよかったし、友人達との話は楽しかった。関空の硬い長椅子での夜も、推しとの妄想話に花を咲かせたホテルでの夜も、長々と居候しても許してくれる居心地のいい友人の家も、とにかく毎日が幸せだった。あの時も最高のGWだな〜と思っていたけれど、今振り返ればその思いはさらに強くなる。1年後のGW、世界が地獄のようだよ、とはあの頃の自分に絶対伝えないでおこう。楽しんでね、1年前の自分。