青春備忘録

忘れないためのメモ

♯010 何もしたくない日

朝。勤務先が休業中だからといってあんまり遅くまで寝ているのも良くないので目覚ましが鳴って目が覚める。けど起きるのもめんどくさい。起きて、着替えて、顔洗って、朝ごはん食べて…という先を考えるとめんどくさい。とりあえず布団に入ったまま携帯をいじっているうちにうとうとしてしまう。結局目覚ましが鳴ってから30分くらい経ってしまってようやく起き上がる。どうせ家から出ないんだしいっそ1日中パジャマのままでいいのでは?とすら思ってしまうけど万が一配達員の方が来たりとか何かあったら困るから着替えてもどっちがパジャマかわからないくらいのダル着に着替える。この着替えに意味があるかはわからない。トイレに行って、リビングに降りて、辛うじて朝ごはんを食べて、洗面所へ。歯を磨くのも顔を洗うのもめんどくさい。だれか磨いてくれ。と思いながらいい大人なので自分で磨く。寝癖でボサボサの髪を直すのもめんどくさいし、家にいたら直さなくていい気もするけど、突然自然災害が起こって避難しないといけなくなった時に恥ずかしい思いをしないようにドライヤーをかける。休業中のわたしは我が家でただ1人ほぼニート状態なので家族分も溜められた朝ごはんの食器を片付ける。正直めんどくさい。食器を洗って、拭いて、棚に戻す。「食器を片付ける」というひとつの行動に付随する業務があまりに多い。食器を片付けたら掃除機をかける。大して広い家ではないものの、前日の夜家族全員がドライヤーをかけて、朝も髪を直した代償は大きく、洗面所は髪の毛だらけだ。っていうか毎日掃除機かけてるのになんでこんなに髪の毛やら糸やらホコリやらがあるんだ。みんなホコリを立てないようにすり足で歩いてくれ。そう言うものの何も落ちていない床に掃除機をかけるのもつまらない。何か落ちていたほうがかけがいがある。とはいえめんどくさい。それが終わってもまだ余裕の午前中。起きてから1時間ちょっとくらいしか経ってない。時間、まじで無限かと錯覚する。とりあえず携帯ゲームして、YouTube見てたらあっという間にお昼。あれ、時間無限じゃないかもしれない。昨日の夜は「明日のお昼は何にしようかな」なんて考えていたけどめんどくさいのでカップラーメンでいいや。お湯沸かすことすら若干めんどくさい。秒で沸け、お湯。3分でできて5分くらいで食べ終わって「お昼食べるか」って思ってから食べ終わるまで約10分。やばい、また時間が無限になったかもしれない。毎日のように「そういえばあの映画見たいな」とか「明日は部屋片付けようかな」とか「あのライブ楽しかったな、DVD見ようかな」とか思ってるのにいざその日になると何もできない。サブスクで見たい映画がないかスクロールするけど2時間消費すると思ったら最後まで観れる自信がなくなって結局見ないし、見たい映画のDVDを引っ張り出すのもめんどくさいし、部屋を片付けるなんて有無を言わさずめんどくさいし、ライブDVDもどうせ全部見れない。何かしたいと思いつつだるいなって思ったら永遠にTwitterのTLを更新している。大好きなYouTuberの動画も面白いのは大体見たし、毎日やってる携帯ゲームも一定時間経過しないとプレイできないし…。と思っているうちに寝落ちしている。爆睡キメているうちに家族が帰ってくる。起きているか寝ているかよくわかんないまま「おかえりぃ〜…」と言い終わるか終わらないかくらいでまた寝落ち。晩ご飯の時間に起こされてご飯食べてお風呂に入る。これがまためんどくさい。「お風呂に入る」という一言なのに歯を磨いて、髪を洗って、体を洗って、流して、タオルで拭いて、髪を乾かす…と業務が多すぎる。シャワーの日はともかく湯船に入る日はなおだるい。入っているときはあんなに気持ちいいのにあがったらなんとなく疲れている。せめて髪だけタオルドライで完璧に乾けばいいのにとか思う。そのまま部屋でYouTube見てたらそれなりの時間。寝るか…。夕方もあんなに爆睡キメてたのにすぐ寝れる。怖いくらい寝れる。

 

DVDとか録画した番組見たり、あまりに運動不足で散歩しに行く日もあります。さすがに自粛生活に飽きたよねっていう話。