青春備忘録

忘れないためのメモ

♯008 推しへのお金の落とし方

最近韓国の推しグルが新しいアルバムを発売しました。よかったら聴いてください。

 


NCT DREAM 엔시티 드림 'Ridin'' MV

じゃなくて。いや聴いてほしいし見てほしいことには違いないんですが。韓国アイドルのアルバムを買うと付属品がたくさんついてきます。1番メインはトレカ、最近だと他にもポスターとかサークルカードとかスクラッチカードとかなんとか(きっと他の事務所も色んなものをつけてると思う)今回も例に漏れずトレカ、サークルカード、折りたたみポスターがついてきたんですが全く推しを引けなかったです…(泣)そこからTwitterで必死に交換を探してるうちにふと「トレカ揃えたくて複数枚アルバムを買ったけど付属品に興味なかったら1枚ずつでいいんだよなあ…いや、初動枚数大事だからどっちにしろ複数枚買ってたかなあ…」と思いまして、わたしの今までの推しへのお金の落とし方について振り返ることにしました。

人によって推しへのお金の使い方も時間の使い方もそれぞれなので何が正解とかはないんですが、わたしはおそらく自分にとっては悪く、推しにとってはいいカモのようなお金の使い方をしてきたと思います。まずその昔、ジャニオタ時代。学生の頃は主に関ジャニ∞を応援していました。シングルCDは大体3形態の発売で、初回盤AにはMV収録のDVD、初回盤Bには別映像のDVD、通常盤には初回盤未収録のカップリング曲収録、的な発売方法だったと思います。もちろん全形態1枚ずつ購入していました。当時ジャニーズのMVはネット上に公開されることがなかったのでフルバージョンをしっかり見るためにはCDを買うしかありませんでした。コンサートでは、グッズを一通り買っていました。そんな中あるコンサートでうちわが早く売り切れたメンバーがいたんですが「売り切れたのは元々入荷数が少ないから、人気メンバーは入荷数が多いから売り切れない」という噂が囁かれました。その後メンバーがそのことに触れたのでおそらく事実です。一応わたしも自担のうちわは毎回5本くらい買っていたんですが人気メンバーだったので売り切れてはいなかったと思います。さらにわたしが高校生くらいのときに関西ジャニーズJr.の現場で「一揆」というものが発生しました。千秋楽の日に好きなメンバーのグッズを買い占めて売り切れにすることです。その後「一揆」は名物となり、Jr.界隈ではグッズを売り切れにすることが一種ステータスとなりました。多分。わたしも高校生後半から短大生の頃はジャニーズJr.を応援していました。バイト代を必死に貯めて、自担が載っている雑誌はもれなく買っていたのでそれだけで毎月数千円の出費でした。現場は主に東京だったのでたまに遠征し、ジャニーズショップに行き、自担が写っている写真は全て複数枚ずつ買っていました。出演する舞台では出演者ごとにフォトセットが2種、都度発売されるステージフォトが2種発売されていました。最後に見に行った舞台の時はそれを5セットずつ買ったので自担だけで20セット買っていました。それを買うことによって、自担のお給料が少し増えるかもしれないとか、自担が美味しいご飯を食べられるかもしれないとか思っていたからです。わたしがジャニオタをフェードアウトした後のことですが「ジャニショの写真1枚売れるごとにお給料に反映される」ことや「ジャニーズWebのブログを更新するごとにお給料に反映される」ことがタレントの口から明らかになっています。あの頃のわたしのバイト代が数円でも自担のお給料になり血となり肉となっていたならありがたい話です。後者はタレント次第ですが、万が一閲覧数とかもお給料ポイントになっている可能性もなくはないな、と考えてしまいます。似たようなエピソードで言うと、わたしEXILETRIBEもそれなりに追っているんですが、彼らのコンサートでは必ず「メンバープロデュースグッズ(通称メンプロ)」が発売されます。最近はあまり言及しませんが昔は「前回売り上げ1位だったので同じものを作りました!」とか割と堂々と言っていました。最近でも「今回は売れそうなもの作りました」と言っているメンバーもいますが。まあつまりは本人たちに「自分が作ったグッズがどれだけ売れたか」が伝わっているわけです。そんなこと言われちゃうと自分の好きなメンバーが作ったグッズ、できるだけ売れてほしいなって思っちゃうファン心ってもんじゃないですか。よっぽど「これはいらねえよ!」って思うものでない限り毎ツアー推しのメンプロは買うようにしています。

さあ、わたしはジャニオタをフェードアウトした後、Da-iCEを追うようになりました。好きになった当時は新曲リリース時に全国各地でリリースイベントをしていました。今は当時より人気になり特典会が抽選制になりましたが、当時はその場でCDを予約し、その枚数分の特典券がもらえるシステムでした。特典会は全員握手会(特典券1枚)、メンバー別個別握手会(特典券2枚)の2パターンで、わたしは毎回全握を1回と個握を4回行っていたのCD9枚を買っていたことになりますね…。9枚…。もちろんもっと上には上がいてとんでもない回数行ってる人もいることは承知ですが今思えばアルバムでも同じ枚数買ってたので結構いい金額になってます。ちなみにシングルの個握は約15秒、アルバムの個握は約30秒だったので一応金額に合わせてくれてはいました。福利厚生がいい(…のか?)おかげさまで今でも部屋には同じCDが何枚も詰まった段ボールがあります。今はやっていないんですが「お話会」という抽選制イベントもありました。1回しか行ったことがないんですが、これはCD5枚セット購入で1回、個室で90秒間フリートークをして最後にその場で書いてくれた名前入りのサインカードを渡してくれるというものでした。これはほとんど東京大阪でしか開催していなかったので私は2部分当選して東京に行きました。少なくとも飛行機代+シングルCD10枚で推しと90秒×2=3分のお話ですね。直接プレゼントを渡すことができるのでプレゼントも買ったりしました。めちゃくちゃ高いブランド服とかを渡している人も多かったと思いますがさすがにそれはしませんでした。さらにそのあと超特急にハマり、こちらでは抽選制でツーショット撮影会やハイタッチ会が行われていました。初めてのツーショット撮影会はどうしても外せない別現場の日と被ってしまったので泣く泣く前半の部で3枚だけ確保してそのまま別現場に向かいました。この時の購入分はアルバム3枚です。翌年、ツアーに合わせて行われたツーショット撮影会はツアーと撮影会が連日だったので大阪に遠征しました。この時は前回3回しか行けなかった思いもありかなり気合が入っていたので推し11回、その他のメンバー3回、計14回行きました。シングルCD14枚です。さらに同年夏には東京でハイタッチ会があり、遠征して推しのところへ16回、他メンバーのところへ6回、計22ループを回しました。シングルCD22枚です。同じCDが22枚、ハイタッチ券と一緒に段ボールで届きました。楽しいのは届いた瞬間とハイタッチ会の時だけです。あとは虚しい。ちなみに超特急の接触現場はむちゃくちゃ厳しいし剥がしもきついしわたしの推しは超塩対応で有名だったので当時からコスパ悪いな…って毎回泣きそうでした。でも目の前で見ると推しがめちゃくちゃかっこいいからやめられなかったです。あと超特急はグッズにフォトセットがあるんですがこれがざっくり40種類ランダム5枚入りとかだったのでとにかく買いまくってました。確か上限10セットで2パターンが発売されていて、すでに社会人だったわたしは諭吉をばらまいて10セットずつ計20セットを買ったこともありました。一応1セット1000円5枚入りなんで1枚200円なんですが、友人たちと推しの写真を交換し合って余ったものも推している友人にそのまま押しつけていたし押しつけられてもいたのでもはや値段の概念は消えていました。怖い。

超特急の推しが脱退した後、わたしはそのままそこからはフェードアウトして韓国アイドルにハマりました。韓国アイドルへの主な課金は発売されるアルバムだと思います。日本のアーティストのように3曲程度のシングルCDの発売はありません。毎回ミニアルバムか、正規アルバムと呼ばれるフルアルバムのどちらかです。これが日本のCDショップで買おうと思うとちょっと高い。輸入盤なので色々な諸費用がかかっているのかと思います。冒頭でも言ったように付属品がとてつもなく多い!とにかく多い!そしてトレカの写真は基本自撮りなので可愛いんです。そりゃ買う。そしてTwitterで必死に交換を探します。交換するなら買うのは最低限枚数で済むのでは?と思いますよね。私もそう思います。でも違うんです。韓国で放送される音楽番組では毎週1位を発表してその1位の回数こそが人気アーティストの証拠になるんです。今でこそ日本ではあまり重要視されなくなりましたが少し前まではオリコンで初登場1位だと凄い!連続○週1位!ミリオン!みたいなのあったじゃないですか。それみたいな感じです。韓国の音楽番組でのランキングはアルバムの売り上げ、MVの再生回数、音楽サイトでのストリーミング回数、さらに番組への投票などで総合的に順位を出します。簡単に言えばCDを買いまくって、とにかくMVを見まくって、配信された音源を何度も何度も聞きまくって、投票もしなければならないのです。いや、しなきゃいけないわけではないんですけど。特にわたしの好きなEXOは超人気グループでもう何度も連続でミリオン売り上げを達成しているのでなんとなく円盤をたくさん買っとかないとな、ミリオンの中の数枚になればいいなと思って毎回6枚ずつくらいはアルバムを買っています。最初にMVを載せたNCTというグループも推しなんですが、まだまだ発展途上なのでこれこそどうにか順位の助けになればと毎回複数枚のアルバムを買っています。

ここで発生する問題なんですが、韓国アイドル界隈ではアルバムは大量購入する人を結構見かけますが、うちわとかのグッズを複数買う人ってあんまりいないんですよね。なんですが、なんといってもジャニオタでオタクの基礎を身体に刻み込んだわたし、どうしても買わずにはいられないんです。EXOなんてもう世界でも有名なグループなので個人うちわの売り上げとか売り切れ情報とかちっっっっっとも興味ないと思うんですけど。気がついたら手元に推しのうちわが10本あったりするんです。もちろんNCTのコンサートなんて行こうもんならJr.と同じような目で見てるんで「あなたのこと応援してるよ!」の表現方法として買っちゃうんです。うちわ10本。いらん。わかってんのよ、いらんて。でもわたしの中にはそれしか応援の表現方法がないんです。最初に言ったように応援の仕方、お金のかけ方、時間の使い方は人それぞれなんですが、わたしは今までもこれからの「推しのためになれば」と思ってせっせとお金を使います。我ながら思うことがあります、「アーティストや事務所からしたらいいカモだな」って。逆に本人のSNSにコメントを残したりは万が一本人の目に触れたらと思うと恥ずかしくてできません。静かにお金を払います。キッズたちにはこういう大人になってほしくないな、自分のためにお金を使ってほしいな、と思います。いつか破滅します。断言。

終わりが見えなくなったので、終わり。最初に載せたMVが再生されるとわたしの推しグルが1位を獲れるかもしれないので見てくださいね。なんとMV見るのはタダです。