青春備忘録

忘れないためのメモ

♯005 子ども相手でも許せないこともある

世間でいうとわたしもまだまだガキかもしれないけどなんだかんだで24歳。ぼやっとしているうちに成人になって、まだまだガキとはいえ定義上は大人になってしまったわけです。一応24歳以下の人たちよりは経験してきたことも知っていることも多いはず。一応、多分、そこそこ、常識もあるはず。自分は常識人だと思って生きてきた。もちろん子どもたちはまだまだ知らないことも教えられてないことも経験もないことがこの世にたくさんあるわけで、何かやらかしても「これはこうだからやっちゃいけないんだよ」って教えられることによって許されるわけです。これからそれをやらなきゃいいだけですもの。知らないなら初回は仕方ないなっていうわけです。が、しかし、それを含めて考えてもど〜〜〜〜〜しても許せない腹立たしいことが起こったので書きます。「お前心狭い大人だな!」と思われても仕方ないけどわたし的には相手が子どもということを考えても許せなかったことです。

それは忘れもしない2019年12月14日のこと…。その日わたしは夕方から札幌ドームで東方神起のライブを見に行く予定でした。地元が札幌ではないので他に札幌でしたいことないかな〜と数日前から考えて、午前中に映画を見て、お昼ご飯も食べて、それから札幌ドームに向かおうと考えました。見ようと思った映画はGENERATIONSの推しくん、片寄涼太出演の「午前0時、キスしにきてよ」正直涼太くんの俳優業はそんなに見てこなかったんですがヒロインの橋本環奈も可愛いし目の保養に観に行こうという気持ちでした。劇場に入ると土曜日ということもあり超満員。わたしが買った席は最後列の真ん中あたり。空いてればいつも大体そのへんです。うしろからの声ってやたらと耳に入ってくるじゃないですか。ここ重要です。後ろからの声って耳に入るんですよ。だからできる限り無駄な音を避けて最後列を選んだんです。少女漫画原作かつ出演者や内容の影響で年齢層は9割中高生でした。みんなキャピキャピとお喋りしてて若かった…もうすでにここでフラグが立っていたことにも気付かず「まあ映画始まったらみんな黙るっしょ」とか思ってたこの瞬間の自分かわいそう。いざ上映開始、劇場の照明が暗くなったと同時くらいにキャッキャとお喋りしながらバタバタと入ってきて目の前にぞろぞろと座ったのは小学生の男女6人組。これは、やばい。まあでもまだ上映直前のCMだし。始まったら黙るっしょ。

 

いや、一生黙らん。

 

まじで黙らん。一生喋ってた。まず本編始まっても全員喋ってる。本編開始5分後、なにやら怪しい会話が始まる。「俺ポップコーン買ってくるわ」『じゃあわたしのジュースも買ってきて』「俺も行く」お前らただでさえ暗くなってから入ってきたのにポップコーン買ってなかったのかよ!!!!!そのせいで遅れたんだと思ってたんだけど!?そしてぞろぞろ出て行く男子3人。その間もお喋りしている女子…。地獄、すでに地獄。スクリーンにはめちゃくちゃ可愛いJK橋本環奈とスーパースター片寄涼太がいる天国が映し出されているのに。少ししてポップコーンとジュースを抱えて帰ってきた男子軍。いや笑いながら入ってくんな。女子たちへ渡されるジュース、ポップコーンを抱えながら座る男子たち…バーーーーーーン!きゃははは…ってもうわたしはいつかやると思ってたけどめっちゃ序盤で爆音鳴らしてでっけえポップコーンほぼこぼしやがった。てかそれ見て笑ってんじゃないよ女子。映画館でポップコーンこぼしても声あげちゃいけないって教えてもらわなかったか?ここらへんから「後ろから一回座席蹴ってやろうかな」という悪魔の感情が顔を出す。今思えば一発くらい蹴っても許されたと思う。涼太くんと橋本環奈が美しくなかったら蹴ってた。美しさと大人の理性のおかげで思いとどまった。さらにそこから始まる犯人探し。『ちょっと〜落としたの誰〜?』それ映画終わってからにして〜〜〜〜〜!スクリーンには連絡先をもらったのに電話が通じなかったことに怒っている橋本環奈。わたしはとんでもなく醜い顔でポップコーンをこぼした小学生に心の中でキレてるというのに橋本環奈は怒ってても可愛い。そこからも小学生たちのヒソヒソ声(実際ヒソヒソ声のつもりだったかどうかは知らないけど少なくともほとんどの会話と笑い声がわたしには聞こえてた、気にしすぎてやや聞き耳立ててたせいもある)のお喋りと笑い声、あと男子たちの映画へのつっこみが永遠に聞こえていた。少女漫画原作の映画に「こんなことねえよ」だけは言っちゃいけないって先生言ってなかった?そしてクライマックスの告白シーンで謎に響く小学生軍団の笑い声。男子たち、もう映画に興味なくなって他の話して笑ってんの知ってっからな。後ろからの声を遮断するために最後列を選んだはずだったのに永遠に前の席からの声が聞こえる。トドメにエンドロールに入った瞬間スマホを見る小学生。劇場、暗い。スマホ、明るい。それ1番相性悪いからほんとにやめてほしい。もはやこれは小学生に限らないけど。そんなにスマホ気になるなら、2時間スマホを見ないことに耐えられないなら、映画館に映画を見に来るな。上映終了後もキャッキャと無惨にばら撒かれたポップコーンを跨ぎながら帰っていった小学生たち…一生映画館来んな!!!!!

わたしの記憶の中ではじめて映画館で映画を見たのは小学校低学年のときに母親と姉と姉の友達と一緒に見た「猫の恩返し」だったはず。初めての映画館でも雰囲気的に静かにする場所、というのは肌で感じてたと思う。それからも何度かは親と一緒に映画館に行って静かに座って映画を見た。初めて友達と映画に行ったときも上映前こそ話していてもそれすら大声は出さなかったし、面白いシーンでも笑い声を殺すようにして笑った記憶。え、今の小学生ってそんなことすら教えられないのかな?親と映画見に行って「静かに見るんだよ」って一言言われなかった?別に映画館の雰囲気を肌で感じろよとは言わないけど、大声を出す場所じゃないことくらいわかるのでは?それとも今どきは応援上映とかあるから大声出していい場所だと思ってる?あの映画もしかして応援上映だった?いや応援上映ではなかった…。っていうかむしろあの小学生たちによって作り出された周りの「こいつらやばい…」という地獄の空気をわたしが勝手に感じ取ってた。小学校低学年のうちに道徳とかの授業で公共施設の利用方法教えてくれないかな。

そんな具合で、いくら相手が小学生とはいえ、どうしても許せない話でした。スッッキリ。

 

 

ちなみに映画の後にイライラしながらも美味い飯食って忘れよ!と思って行ったパスタ屋さんではオーダーミスされてめちゃくちゃ無駄に待ったし、甘いもの食べて忘れよ!と思って注文したフォンダンショコラの横についてたアイスはやたらドロドロに溶けていた。溶けているのがデフォと言われたらそれまでだしクレーマー扱いされたら嫌だから食べたけど。多分溶けてて良いもんじゃなかったと思う。地下鉄で移動してドーム着いたらめちゃくちゃ吹雪だったしね。どうにもこうにも何もかも上手くいかない日ってあるよね。東方神起がかっこよくなかったらぶちぎれてたと思うけど東方神起は揺るぎなく相変わらずかっこよすぎるくらいにかっこよかった。救われた。